本文へ進む
ヒートポンプ式 1回(洗濯〜乾燥)
約24.8〜29.1円
◎ おトク
ヒーター式 1回(洗濯〜乾燥)
約61.4円
毎日使ったときの1年の差
約1.2万〜1.3万円

まず結論

ドラム式洗濯乾燥機の乾かし方には、エアコンと同じしくみで温める「ヒートポンプ式」と、電熱線で温める「ヒーター式」があります。パナソニックの今のドラム式で、洗濯から乾燥まで1回の電気代を計算すると、ヒートポンプ式は約24.8〜29.1円、ヒーター式は約61.4円で、2倍以上の差です(31円/kWhで計算)。毎日1回使うと、1年で約1万1,800〜1万3,400円の差になります。ただし乾かせる量はヒートポンプ式6kg・4kg、ヒーター式5kgと違い、それぞれ決められた量いっぱいで比べた数字です。

ヒーター式は本体が安いので、差額を電気代で取り戻せるかは乾燥を使う回数と、本体の差額で決まります。たとえば公式通販の差額66,330円(LX123FLとSD10HCL)は、毎日使っても約5.6年、週3回なら約13.2年かかる計算です。一方、差額15,840円(SX80PCLとSD10HCL)なら、週3回でも約2.8年です。

1回の電気代は、ヒートポンプ式がヒーター式の半分以下です

パナソニックの比較表に載っている「定格洗濯乾燥時の消費電力量」(1回使ったときの電気の量)に、31円/kWhをかけました。「定格」は、その機種で一度に洗濯・乾燥できる量いっぱいのことです。電気代が同じ機種は1行にまとめ、全部で9機種です。

No.1 NA-LX129FL(ヒートポンプ・洗濯12kg/乾燥6kg)

洗濯〜乾燥の電気の量
標準800Wh/省エネ620Wh
1回の電気代
約24.8円/約19.2円
かかる時間
約98分/約165分

No.2 NA-LX127FL(ヒートポンプ・12kg/6kg)

洗濯〜乾燥の電気の量
標準800Wh/省エネ620Wh
1回の電気代
約24.8円/約19.2円
かかる時間
約98分/約165分

No.3 NA-LX125FL・LX123FL(ヒートポンプ・12kg/6kg)

洗濯〜乾燥の電気の量
標準940Wh/省エネ680Wh
1回の電気代
約29.1円/約21.1円
かかる時間
約119分/約192分

No.4 NA-SX80PCL(ヒートポンプ・8kg/4kg)

洗濯〜乾燥の電気の量
標準830Wh/省エネ700Wh
1回の電気代
約25.7円/約21.7円
かかる時間
約145分/約170分

No.5 NA-SD10HCL・SD10BCL・SD10HBL・SD10UBL(ヒーター・10kg/5kg)

洗濯〜乾燥の電気の量
標準1,980Wh
1回の電気代
約61.4円
かかる時間
約195分

計算=電気の量(kWh)×31円。例:800Wh=0.8kWh×31円=24.8円、1,980Wh=1.98kWh×31円=61.38円。時間と電気の量は室温20℃の場合のパナソニックの公表値です。「省エネ」は電気を少なくする代わりに時間が長くなる運転で、LX129FL・LX127FL・LX125FLは省エネのコース、LX123FL・SX80PCLは省エネの設定として選びます。洗濯だけ(乾燥なし)なら、公表値で1回約2円です(65〜70Wh×31円。温水で洗うコースなどは変わります)。

乾かせる量が違うので、洗濯から乾燥まで衣類1kgあたりでも比べました。ヒートポンプ式のLX129FLは800Wh÷6kg=約133Wh(約4.1円)、ヒーター式のSD10HCLは1,980Wh÷5kg=396Wh(約12.3円)で、約3倍違います。洗濯の分も含んだ数字で、衣類の量に正確に比例するわけではありません。

本体の差額を取り戻せるかは、乾燥を使う回数しだいです

パナソニックの公式通販の値段(10月30日、ホワイト・左開き)で、電気代の差だけで本体の差額を何年で取り戻せるかを計算しました。量販店の値段は店ごとに違います。

No.1 LX123FL 263,340円とSD10HCL 197,010円(差66,330円・1回約32.2円)

毎日
約5.6年
2日に1回
約11.3年
週3回
約13.2年
週1回
約39.6年

No.2 同じ2台で、LX123FLを省エネ設定で使う(1回約40.3円)

毎日
約4.5年
2日に1回
約9.0年
週3回
約10.6年
週1回
約31.7年

No.3 SX80PCL 212,850円とSD10HCL 197,010円(差15,840円・1回約35.7円)

毎日
約1.2年
2日に1回
約2.4年
週3回
約2.8年
週1回
約8.5年

計算の例(1行目・毎日)=1回の差 61.38円−29.14円=32.24円、×365回=1年11,767.6円、66,330円÷11,767.6円=約5.6年。2日に1回は1年182.5回、週3回は156回、週1回は52回で計算。省エネ設定は1回の時間が約119分→約192分に延びます。SX80PCLは乾燥4kgで、SD10HCL(5kg)より1回に乾かせる量が少ない点に注意してください。設置・リサイクル料金、水道代は含みません。

取り戻すまでの年数が、その洗濯機を使うつもりの年数より長いなら、電気代を考えてもヒーター式のほうが安く済む計算です。乾燥を毎日使う家ほどヒートポンプ式が有利で、乾燥は雨の日だけという家でも、SX80PCLのように本体の差額が小さい機種ならヒートポンプ式が候補になります。

電気代のほかにも、時間・水・置き場所が違います

No.1 洗濯〜乾燥の時間(標準)

ヒートポンプ式(LXシリーズ)
約98〜119分
ヒーター式(SDシリーズ)
約195分

No.2 洗濯〜乾燥の水の量

ヒートポンプ式(LXシリーズ)
約55L(乾燥では0L)
ヒーター式(SDシリーズ)
約65L(乾燥では0L)

No.3 換気

ヒートポンプ式(LXシリーズ)
比較表に記載なし
ヒーター式(SDシリーズ)
排気タイプのため、使うときは換気が必要(比較表の注記)

No.4 本体の大きさ(幅×奥行き×高さ・ホース込み)

ヒートポンプ式(LXシリーズ)
約639×732×1,060mm
ヒーター式(SDシリーズ)
約639×650×1,010mm

パナソニックの比較表より。水の量には、LX・SXシリーズの熱交換器(乾燥の湿気を取る部分)の自動洗浄の水、SDシリーズの排水経路を水でふさぐための水は含まれません。置けるかどうかは本体の大きさだけでは決まりません。防水パンの大きさ・水道の蛇口の位置・ドアの開く向き・運び込む通路の幅も、買う前に確かめてください。

知っておきたい注意点

No.1 発売前の機種

内容
NA-SX80PCL・NA-SD10HCL・NA-SD10BCLは2026年12月1日発売予定です。SD10HBL・SD10UBLは今売られている機種で(比較表ではどちらも「在庫僅少」の表示)、電気の量は新モデルと同じ1,980Whです

No.2 値段はオープン価格

内容
メーカー希望小売価格はなく、表の値段はパナソニック公式通販の値段です。量販店の値段・ポイントは店ごとに違います

No.3 単価31円は比べるための目安

内容
31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(2022年7月22日改定・税込)。基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金などは入っていません。実際の単価は契約で変わります

No.4 年数は単純計算

内容
本体の差額・電気の単価・使う回数が変わらず、毎回定格の量で使う前提です。実際は買う値段や衣類の量、選ぶコースで変わります

No.5 実際の量は使い方で変わる

内容
表は定格の量・室温20℃のときの公表値です。衣類の量・種類や部屋の温度で、時間と電気の量は変わります

出典・情報の確認日

パナソニック「洗濯機・衣類乾燥機 比較表」

パナソニック「NA-LX123FL 購入」(公式通販)

パナソニック「NA-SX80PCL 購入」(公式通販)

パナソニック「NA-SD10HCL 購入」(公式通販)

全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」(電力料金の目安単価 31円/kWh)

2026年10月30日(日本時間)にパナソニックの公式ページ・公式通販と、全国家庭電気製品公正取引協議会の公式ページで確認しました。本体の値段は税込、電気代は電気の量×31円/kWh(税込の目安単価)で計算しています。価格・仕様は変わることがあります。購入前に最新情報をご確認ください。

条件を比べて、選び方を確認しましょう

家電の記事一覧を見る →

リンク先の記事も、確認した日の公式の値段で比べています。家電量販店の値段やキャンペーンは異なる場合があります。