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650L(NR-F65WX3)の1年の電気代
約8,711円
365L(NR-C37WS2)の1年の電気代
約10,230円
2016年以降の前の500L機種との差(公表値)
1年 約31〜496円

まず結論

冷蔵庫は「大きいほど電気代が高い」とは限りません。パナソニックの今の冷蔵庫24機種で1年の電気代を計算すると、650Lの大型が約8,711円、365Lが約10,230円で、大きいほうが約1,500円安い結果になりました(31円/kWhで計算)。400L以上の14機種はどれも1年約7,800〜9,200円に収まり、300L前後の機種のほうが高めです。

買い替えで電気代がどれだけ下がるかは、今使っている冷蔵庫しだいです。2015年のJIS改正より前の測り方の数字は、今の冷蔵庫とそのまま比べられません。今と同じ測り方の2016年以降のパナソニックの前の500L機種と今の501L機種では、公表値の差は1年約31〜496円で、この例では電気代の差だけで本体代(501Lは公式通販で257,400円)を取り戻すのはむずかしい計算です。

400L以上の14機種は、1年約7,800〜9,200円です

パナソニックの比較表にある「年間消費電力量」(1年で使う電気の量)に、31円/kWhをかけました。左右の開き方だけが違う機種は1つにまとめています。

No.1 NR-F65WX3(650L・幅750mm)

1年の電気の量
281kWh
1年の電気代
約8,711円
1か月あたり
約726円

No.2 NR-F60WX3(601L・幅685mm)

1年の電気の量
259kWh
1年の電気代
約8,029円
1か月あたり
約669円

No.3 NR-F55WX3(551L・幅685mm)

1年の電気の量
252kWh
1年の電気代
約7,812円
1か月あたり
約651円

No.4 NR-F55HY3(551L・幅650mm)

1年の電気の量
266kWh
1年の電気代
約8,246円
1か月あたり
約687円

No.5 NR-F54EY3(542L・幅650mm)

1年の電気の量
296kWh
1年の電気代
約9,176円
1か月あたり
約765円

No.6 NR-F52ER4(515L・幅650mm)

1年の電気の量
272kWh
1年の電気代
約8,432円
1か月あたり
約703円

No.7 NR-F52BR3(515L・幅650mm)

1年の電気の量
286kWh
1年の電気代
約8,866円
1か月あたり
約739円

No.8 NR-F50HY3(501L・幅650mm)

1年の電気の量
258kWh
1年の電気代
約7,998円
1か月あたり
約666円

No.9 NR-F49EY3(490L・幅650mm)

1年の電気の量
279kWh
1年の電気代
約8,649円
1か月あたり
約721円

No.10 NR-E47ER4(468L・幅600mm)

1年の電気の量
257kWh
1年の電気代
約7,967円
1か月あたり
約664円

No.11 NR-E47BR3(468L・幅600mm)

1年の電気の量
270kWh
1年の電気代
約8,370円
1か月あたり
約698円

No.12 NR-F45HY3(450L・幅650mm)

1年の電気の量
261kWh
1年の電気代
約8,091円
1か月あたり
約674円

No.13 NR-E45RY3(450L・幅650mm)

1年の電気の量
266kWh
1年の電気代
約8,246円
1か月あたり
約687円

No.14 NR-E41RY3(410L・幅600mm)

1年の電気の量
251kWh
1年の電気代
約7,781円
1か月あたり
約648円

計算=1年の電気の量(kWh)×31円。例:281kWh×31円=8,711円、1か月は8,711円÷12=約726円。数字はパナソニックの公表値で、比較表の注記にある設定(チルド設定など)で測ったものです。機種によって、パーシャル設定や「強(チルド)」設定にすると約10%増えると書かれています。

248〜365Lの機種は1年約9,600〜10,200円と高めです

No.1 NR-C37WS2・NR-C37ES2(365L・幅600mm)

1年の電気の量
330kWh
1年の電気代
約10,230円
1か月あたり
約853円

No.2 NR-C33JS2・NR-C33ES2(326L・幅600mm)

1年の電気の量
322kWh
1年の電気代
約9,982円
1か月あたり
約832円

No.3 NR-C28BC3(284L・幅541mm)

1年の電気の量
314kWh
1年の電気代
約9,734円
1か月あたり
約811円

No.4 NR-B253T(248L・幅555mm)

1年の電気の量
311kWh
1年の電気代
約9,641円
1か月あたり
約803円

No.5 NR-B18C4(182L・幅496mm)

1年の電気の量
270kWh
1年の電気代
約8,370円
1か月あたり
約698円

No.6 NR-B16C4(155L・幅496mm)

1年の電気の量
257kWh
1年の電気代
約7,967円
1か月あたり
約664円

No.7 NR-A80D(75L・幅460mm・冷凍室なし)

1年の電気の量
177kWh
1年の電気代
約5,487円
1か月あたり
約457円

No.8 NR-A50D(45L・幅460mm・冷凍室なし)

1年の電気の量
129kWh
1年の電気代
約3,999円
1か月あたり
約333円

1か月は1年の電気代÷12で、1円未満は四捨五入しています。NR-A80D・NR-A50Dは冷蔵室だけの小さな冷蔵庫で、ほかの機種と使い方が違います。

365Lの機種(約10,230円)は、650Lの機種(約8,711円)より1年で約1,519円高い計算です。155Lの1人暮らし向け(約7,967円)と501L(約7,998円)も、1年の差は約31円しかありません。なぜ容量と電気代が比例しないのかは、比較表には書かれていません。選ぶときは「大きさ」ではなく、機種ごとの年間消費電力量を見比べるのが確実です。

古い冷蔵庫のシールの数字とは、そのまま比べられません

冷蔵庫の年間消費電力量の測り方は、2015年6月にJIS(日本の規格)が改正されて変わりました。パナソニックの今の機種も、この新しい測り方の数字です。日本電機工業会によると、新しい測り方では年間消費電力量は大きく、容量は小さく出る傾向があります。測り方が違うので、古い冷蔵庫のシールの数字と今の冷蔵庫の数字を引き算しても、正しい差にはなりません。

No.1 SJ-GT55B(551L)

古い測り方(2006年の規格)
220kWh/年
新しい測り方(2015年の規格)
360kWh/年

No.2 SJ-GT41B(410L)

古い測り方(2006年の規格)
230kWh/年
新しい測り方(2015年の規格)
310kWh/年

No.3 SJ-PD27B(271L)

古い測り方(2006年の規格)
380kWh/年
新しい測り方(2015年の規格)
435kWh/年

No.4 SJ-D17B(167L)

古い測り方(2006年の規格)
310kWh/年
新しい測り方(2015年の規格)
355kWh/年

新旧両方の数字を公開しているシャープの「新旧JIS表示値一覧」から、同じ機種を両方の測り方で測った公表値を例に出しました(パナソニックの公式サイトでは、新旧両方の数字は見つかりませんでした)。増え方は機種によって違い、決まった倍率で換算することはできません。

家の冷蔵庫と比べたいときは、本体の品番(型番)を調べ、メーカーの仕様表でどちらの測り方の数字かを確かめてください。パナソニックの冷蔵庫なら、公式の冷蔵庫 新旧シミュレーションに品番を入れると、今の機種と年間消費電力量・大きさを並べて見られます。対象は2016〜2024年に発売された機種で、パナソニックは「新規格の製品と旧規格の製品は比較できないため」と説明しています。それより古い冷蔵庫は、パナソニックのページから案内されている環境省のしんきゅうさんで目安を見られます。

2016年以降の前の機種と比べると、差は1年数百円でした

パナソニックの公式サイトに仕様が残っている前の機種と、今の機種を、同じ測り方の公表値どうしで比べました。前の機種の3つは、どれも公式の新旧シミュレーション(2016〜2024年発売の機種が対象)に入っていて、表の数字もシミュレーションの表示と同じでした。細かい発売年は公式ページに書かれていません。

No.1 前:NR-F503HPX(500L)→ 今:NR-F50HY3(501L)

1年の電気の量
274kWh → 258kWh
1年の電気代の差
約496円
10年使ったときの差
約4,960円

No.2 前:NR-F504HPX(500L)→ 今:NR-F50HY3(501L)

1年の電気の量
259kWh → 258kWh
1年の電気代の差
約31円
10年使ったときの差
約310円

No.3 前:NR-E413PV(406L)→ 今:NR-E41RY3(410L)

1年の電気の量
289kWh → 251kWh
1年の電気代の差
約1,178円
10年使ったときの差
約11,780円

計算の例(1行目)=274kWh−258kWh=16kWh、16kWh×31円=496円。10年の差は、この差が10年変わらない前提の単純計算です。NR-F50HY3の値段は、パナソニック公式通販で257,400円(10月30日・パールホワイト・税込、設置・リサイクル料金などは別)。NR-E41RY3は10月30日時点で公式通販の購入ページが開けず、値段を確認できませんでした。

1行目の差496円で257,400円を取り戻すには、計算上は約519年かかります。この3つの例では、まだ使える冷蔵庫を電気代の節約だけを目的に買い替えても、本体代は取り戻せない計算です。ほかの機種の組み合わせにそのまま当てはまるとは限らないので、自分の冷蔵庫は上の新旧シミュレーションで確かめてください。2015年以前の冷蔵庫は測り方が違うため、この記事では差を出していません。

故障などでどのみち買い替えるときは、本体代の全額ではなく、候補どうしの値段の差と、使う年数分の電気代の差で比べます。たとえば501LのNR-F50HY3(258kWh)と365LのNR-C37WS2(330kWh)なら、1年の差は72kWh×31円=2,232円、10年で約22,320円です(単価が変わらない前提の単純計算)。設置できる幅・奥行き・搬入経路、必要な冷凍室・野菜室の大きさも、あわせて確かめましょう。

知っておきたい注意点

No.1 決まった条件で測った数字

内容
年間消費電力量は、まわりの温度32℃の1日分×205日と、16℃の1日分×160日を足した値です(シャープの説明)。置き場所・温度設定・ドアの開け閉め・入れる食品の量で、実際の量は変わります

No.2 設定で増える

内容
パナソニックの比較表では、パーシャル設定や「強(チルド)」設定で約10%、急いで凍らせる機能を使っている間は約27〜60%(機種による・終わると元の運転に戻る)、電気の量が増えると書かれています

No.3 単価31円は比べるための目安

内容
31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(2022年7月22日改定・税込)。基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金などは入っていません。実際の単価は契約で変わります

No.4 本体の値段はオープン価格

内容
メーカー希望小売価格はなく、記事の値段はパナソニック公式通販の値段です。量販店の値段・ポイントは店ごとに違います

No.5 比べたのはパナソニックだけ

内容
ほかのメーカーの冷蔵庫は入っていません。メーカーをまたいで比べるときも、同じ測り方(JIS C 9801-3:2015)の年間消費電力量どうしで比べてください

出典・情報の確認日

パナソニック「冷蔵庫 比較表」

パナソニック「NR-F50HY3 購入」(公式通販)

パナソニック「冷蔵庫 新旧シミュレーション」(2016〜2024年発売の機種と比べられる)

パナソニック「NR-F503HPX 仕様」

パナソニック「NR-F504HPX 仕様」

パナソニック「NR-E413PV 仕様」

日本電機工業会「定格内容積、年間消費電力量の測定方法変更に伴う表示変更について」

シャープ「冷蔵庫 新旧JIS表示値一覧」

シャープ「商品選びのポイント(消費電力量)」(測り方の条件)

環境省「しんきゅうさん」(省エネ製品の買い替えナビ)

全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」(電力料金の目安単価 31円/kWh)

2026年10月30日(日本時間)にパナソニック・シャープ・日本電機工業会・環境省・全国家庭電気製品公正取引協議会の公式ページで確認しました。本体の値段は税込、電気代は年間消費電力量×31円/kWh(税込の目安単価)で計算しています。価格・仕様は変わることがあります。購入前に最新情報をご確認ください。

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